作品1 榮茂春葩

 
 
 

59cm(高さ)×55cm(幅)

「榮茂春葩」
中国において、AD500年〜唐時代ほどの間、権力と財力のある家は代々の隆盛を願い、さかんに石窟造営を行いました。中でも敦煌、雲崗、龍門が有名です。
石窟の中はくまなく仏像が彫られ、その多くには 「誰が何のためにいつ像を彫った」 というような造像記が付加されております。
「榮茂せる春葩のごとく」 というのは龍門北魏時代の 「孫秋生劉起祖等像造記」 の中の語句で、栄んに繁茂する春の草花のようにわが家がますます栄えますようにという願文の一部分です。
北魏の時代の独特の書体を念頭に、石に刻した文字の清澄さを意識して書きました。
「葩」 は 「花」 と同じ意味の漢字。
背景の軸の布は、栄茂する春の草花をイメージしました。